「入居希望者の肌の色は何色?」と聞かれた…外国人の賃貸入居を阻む"見えない壁"の正体

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本当にトラブル多い?「リスクの過大評価」は禁物

ここからはさらに深掘りし、外国人入居を困難にしている根源は何なのか探ってみることにします。近年、多様性に富んだ活力ある社会が標榜される中にあって、なぜ、賃貸入居に際し、外国人に対する不信感や偏見がなくならないのでしょうか。

この点に関し、不動産・住宅に関する総合情報サイトSUUMO(スーモ)でお馴染みのリクルートの伊吹弘幸氏は「難しい問題」と前置きしながら、流布する情報の正確性に課題があると指摘します。「実際の状況を知らないまま、又聞きの情報で自己判断しているのではないでしょうか。漠然としたイメージだったり、外国人は対応が大変(トラブルを起こしやすい)といった前提で話が進んでいるように感じます」と現状を分析します。

たとえば「日本語のみで行われる契約説明やルール共有では、内容が十分に伝わらないケースがある」――伊吹氏は、こうした流言について「言葉の壁という先入観があることによって、トラブルが発生したときにコミュニケーションが円滑に進まないと(勝手に)賃貸オーナーや管理会社が認識している」と指摘します。「事実を事実として、きちんと伝えていただきたい。本当に外国人はトラブルが多いのか、滞納が多いのか……。ファクトに基づいた情報発信が欠かせません」と強調します。

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