「入居希望者の肌の色は何色?」と聞かれた…外国人の賃貸入居を阻む"見えない壁"の正体
当人(外国人)にしてみれば、気分のいいものではないでしょう。知りたいと思うのは自然なことです。面倒を避けたい貸し手側と、貸してほしいと願う外国人――。両者の共生の難しさを感じずにはいられません。
賃貸管理会社に聞いた、各社の「外国人の入居条件」
そこで、賃貸管理会社は外国人に対して、どのような入居条件を設けているのか調べてみました。全国賃貸住宅新聞社が2024年5月、国内の賃貸管理会社6社に「外国人の入居者の受け入れをどうしているか?」を尋ねたアンケート結果によると、「日本語能力」がキーワードに挙がってきます。やはり「言葉の壁」がネックになっているのです。
意思疎通が困難だと正確な意味が伝わらず、誤解や混乱を招きやすくなります。感情の伝達が難しいと、微妙なニュアンスや気持ちが伝わりにくく、信頼感の醸成にも悪影響を及ぼしかねません。
前出の瀬谷氏も「日本語のハードルは高い」と付言します。「サポートなしで契約の内容を理解できないと困る」「入居中に何かあったとき、すぐに連絡が取れないと困るので、本人が日本語でコミュニケーションが取れないとダメだ」といった苦言や断り文句が今でも多々聞かれるそうです。
そこで、各社、コミュニケーションや契約内容の理解不足につながらないように、自社でスタッフを雇って対応するか、それが難しい管理会社は「日本語での意思疎通がある程度できること」を入居条件の1つに据えています。同時に保証会社への加入を必須とすることで、トラブル対応や家賃滞納のリスクヘッジも行っています。
なお、6社の「管理物件における外国人の割合」は、多いところで約20%(A社)、少ないところで約3%でした。A社の割合が多いのは「近隣の日本語学校の生徒を受け入れているから」との説明でした。各社の地域状況によっても、数字に差が生じています。


















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