普通科志学コースに進学した朴さんは、担任だった英語教師に憧れを持ち、「1年生の時からかろうじて使い物にはなっていた」と語る英語の成績を伸ばします。数学を使わないで行ける私立大学の中でも上位の大学に進みたいと考え、高校2年生の面談では第1志望校に上智大学を挙げ、面談でその旨を伝えますが、担任の先生には思わぬ提案をされます。
「『上智目指すなら、早稲田を目指せば?』と言われました。全国的に見たら、自分はMARCH未満のレベルだったのですが、憧れの先生にそう言われたのがすごくうれしかったのを覚えています。
それまで早稲田は雲の上の存在だと思っていたので考えたこともなかったのですが、『じゃあ早稲田行きたい!』となりました。それまでの人生で、勉強面において私の身の丈以上の進路を提案してくれる先生はいなかったので、私の現状で判断するのではなく、可能性を見て提案してくれたのがうれしかったです。
その先生は提案するだけでなく、夜遅くまで教室に残って英語を教えてくれたので、『本当に信じてくれているんだ』と思い、その気持ちに応えたいというのも大きなエネルギーになりました」
それから第1志望校を早稲田と書くようになった朴さんですが、判定はずっとE。河合塾の早慶オープンでは英語の偏差値が60程度取れたものの、国語・日本史の偏差値が35程度で、「体感として、ずっと偏差値は10~15足りないと思っていた」と語ります。
現役の年は早稲田大学の文学部・文化構想学部・教育学部・人間科学部を受験するも全落ちに終わります。併願校では明治大学も落ちたものの、関西学院大学の2学部と関西大学に合格し、関西学院大学の文学部に進学を決めました。
早稲田補欠者にあった自分の番号
「関関同立にも受かると思っていなかったので、最初の合格発表ではすごくうれしかったです。担任の先生も合否が出る10時になった瞬間に結果を見てくれていて、結果を印刷して送ってくださり、『おめでとう!』と言ってくださいました。お互いに満足していました。」
しかし、そのうれしい気持ちは、早稲田大学の合格発表が終わった途端、絶望へと変わります。


















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