「神戸市民だけが知る」地下鉄西神・山手線の実力 「山、海へ行く」港町の成長期に山へ向かった路線

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西神・山手線の軌間は1435mmの標準軌だ。同じ標準軌である阪急神戸線との相互乗り入れについて神戸市は、軌道の新設などが必要になり事業規模が過大で採算が取れないと、20年に検討を終了した経緯があった。

だが25年に亡くなった阪急阪神ホールディングスの角和夫・元会長は、神戸市の検討終了後も神戸市営地下鉄との相互乗り入れを「夢」と語っていたという。

地下鉄西神・山手線三宮駅の地上出入り口のサイン。画面右が阪急神戸三宮駅(編集部撮影)
【写真をすべて見る】地元の利用者しか知らないような繁華街の片隅にも出入り口がある地下鉄の「三宮駅」。西神中央方面とは反対側、新幹線の新神戸駅へはここから1区間だけの乗車。その先の北神線で有馬温泉方面へも乗り継ぐことができる

都心部で姿は見えないが存在感

最近の大都市の課題を議論にするときに、必ず挙がるテーマの1つは「ニュータウンのオールドタウン化」だ。

子供たちが巣立ち、高齢者ばかりで活気を欠く街になりやすいとしばしば指摘される。だが神戸市は日本全体の人口が減少する中でも、都心などに比べて低廉な家賃・住宅価格に加え、利便性の高い生活環境を提供することで、1970年代に完成したニュータウンへの新住民の呼び込みを目指す。

その際に乗り換えなしで神戸都心、乗り換え1回で大阪・東京都心と結ばれるインフラとして神戸市営地下鉄の西神・山手線の存在感は大きい。

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山本 学 神戸経済ニュース編集長

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Manabu Yamamoto

1999年に金融情報サービスのQUICK入社。グループの日本経済新聞社や日経QUICKニュースで株、為替、債券、短期市場や企業ニュースなど市場周辺の担当記者だった。2018年に独立してニュースサイト「神戸経済ニュース」を運営開始。神戸市の企業や、兵庫・神戸の経済動向をカバーする。何かと騒がしい兵庫県庁も取材対象だ。

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