「神戸市民だけが知る」地下鉄西神・山手線の実力 「山、海へ行く」港町の成長期に山へ向かった路線

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ユニバーシアード(現在のワールドユニバーシティゲームズ)は大学生だけが出場するスポーツ大会だが、このときは前年のロサンゼルス五輪をボイコットしたソ連からも多くの選手が派遣される大会として注目された。

106カ国・地域から約4400人の選手が集まる、ユニバーシアードとしては過去最大規模の大会でもあった。海外からの選手らは成田空港から日本に入り、新幹線で移動。新神戸駅から地下鉄で学園都市駅付近に建設した選手村に入ることが想定された。選手村と競技場の間の輸送も、地下鉄が担うことになった。

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神戸市が威信をかけて開催

さらに日本のスポーツ大会でスポーツボランティアが本格的に採用されたのも、この大会だった。

約2週間の大会期間中とその前後は、板宿・新長田以西の旧来の市街地に住む神戸市の住民およそ8500人の大会ボランティアが毎日、総合運動公園に「通勤」する必要があり、これらの輸送需要に応える必要があった。

当時の神戸市が国際都市の威信をかけて開催したのがユニバーシアード神戸大会だった。

神戸総合運動公園の「神戸ユニバー記念競技場」。駅周辺には野球場の「ほっともっとフィールド神戸」、体育館の「グリーンアリーナ神戸」などが立地(編集部撮影)
【写真の続き】いくつもの山と谷を越え、地下鉄とは思えないほど高い場所を走っている西神・山手線。「総合運動公園駅」の周辺も地下鉄の沿線らしくない?
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