「神戸市民だけが知る」地下鉄西神・山手線の実力 「山、海へ行く」港町の成長期に山へ向かった路線

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続いて山手線の83年6月に新長田―大倉山(4.3km)が部分開業した。神戸市は81年に地方博覧会ブームの先駆けになった「神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア'81)」を開催していた。

企業や自治体などがパビリオンを出店し、遊園地なども併設。埋め立ててできた新たな土地で都市開発に弾みを付ける、いわば小さな万博だ。神戸市は、この博覧会後に地下鉄建設を加速した。その第1弾が83年の山手線の部分開業だった。

85年6月には大倉山―新神戸(3.3km)が開業して山手線が全線開通。同時に西神線が延伸し、名谷―学園都市(3.5km)が開業した。須磨ニュータウンに加えて西神ニュータウンの一部と、兵庫県で最大のターミナルである三宮、新幹線の新神戸駅がつながった。

【写真を見る】新幹線駅に乗り入れた新神戸-学園都市間の開通記念式典の様子

スポーツの一大拠点も

加えて学園都市駅から1つ三宮寄りには総合運動公園駅が開業。サッカーなどの球技にも使える「神戸ユニバー記念競技場」と、野球場「ほっともっとフィールド神戸」、体育館の「グリーンアリーナ神戸」などが立地する神戸総合運動公園の中心駅だ。

これらのスポーツインフラを整備した総合運動公園と、中心市街の三宮駅、さらに新幹線の新神戸駅を85年8月に開催したユニバーシアード神戸大会までに結び付ける必要があった。

神戸市営地下鉄の総合運動公園駅(編集部撮影)
【貴重な写真】1987年当時、上空から見た総合運動公園駅と野球場(「グリーンスタジアム神戸」、現在の「ほっともっとフィールド神戸」)
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