「転売の法的規制、どんな意味ある?」東大推薦入試問題の面白さと求められる能力

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工学部らしいのは、どちらの問題も「誰の役に立つのか」「社会にどう貢献するのか」という視点が不可欠である点です。技術のための技術ではなく、社会課題解決のための工学という姿勢が明確に求められているのです。

答えのない問いと向き合う力

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東大推薦入試の最大の特徴は、「正解が1つではない」問いに向き合わせる点にあります。こうした問題は、実は社会の実態とかなり密接につながっています。

ビジネスの現場でも、政策立案の場でも、答えが明確でない複雑な問題に日々直面するわけですから、そうした力を持つ人材を大学が求めるのは当然と言えるでしょう。

これらの問題を突破している受験生は、単に学力が高いだけでなく、思考の柔軟性や社会への関心、そして自分の考えを論理的に表現する力を兼ね備えていると言えます。まさに「頭がいい」という言葉の本来の意味を体現している人たちなのです。

最近では、学校現場でもこれらの問題を題材にした探究学習が行われるようになってきました。私たちが支援している学校でも、東大推薦入試の過去問をワークショップの素材として活用し、生徒たちに議論させる取り組みを行っています。高校生だけでなく、中学生や社会人が考えても十分に価値のある問いばかりです。

ぜひ皆さんも、これらの問題に自分で答えを出してみてください。「自分にとって独創的だと考える発明ってなんだろう?」なんて具合に、正解を求めるのではなく、多様な視点から物事を捉え、自分の意見を論理的に組み立てる練習として取り組んでみると、新たな発見があるはずです。

東大推薦入試の問題は、受験生だけでなく、すべての人にとって思考のトレーニングとなる素材だと感じます。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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