「転売の法的規制、どんな意味ある?」東大推薦入試問題の面白さと求められる能力
このように、1つの社会問題を「複数の視点から」「多層的に」分析できる力が、東大推薦入試では求められているのです。
工学部「研究でどのように食の価値を向上させる?」
工学部では、事前課題として小論文を提出させていますが、ここでもユニークな問題が出題されています。
2018年の工学部の問題はこうでした。
この問題は、単に知識を問うのではなく、受験生自身の価値観や思考の深さを見ようとしています。例えば「洗濯機」を取り上げた場合、それが単なる便利な家電ではなく、家事労働から人々を解放し、特に女性の社会進出を促進したという社会的意義まで考察できるかが重要になります。
2019年の問題はさらに具体的です。
この問題が秀逸なのは、「食」という誰もが日常的に関わるテーマを通じて、工学的アプローチの可能性を問うている点です。食品ロス削減のためのAI在庫管理システム、栄養バランスを最適化する個別化レシピ提案アプリ、食物アレルギー検知センサーなど、様々な切り口が考えられます。


















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