「東急が街を開発」→「東急ストアが撤退、やがてモールごと売却」…チバリーヒルズの街にある「廃墟モール」あえなく衰退の背景

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しかし2001(平成13)年、ニチイから社名を変えたマイカルが経営破綻。それに伴い、「ユーカリが丘サティ2番街」 は2003(平成15)年、「ユーカリプラザ」に名称を変更し再スタートを切ることになる。

「ユーカリが丘サティ」はサティとして営業を続けたのち、2011(平成23)年に「イオンユーカリが丘店」へ改称した。そして2016(平成28)年、徒歩圏内に新設された競合施設「イオンタウンユーカリが丘」に移転した。

イオンタウンユーカリが丘
「イオンタウンユーカリが丘」。広い平面駐車場と大きな立体駐車場を備えた大型モールである(筆者撮影)

「ユーカリが丘サティ→イオンユーカリが丘店」の跡地は、2017(平成29)年に「スカイプラザ・モール」としてリニューアルオープンした。

集客力を持つ核テナントと街への責任

サティ、イオンと2度も核を失った「スカイプラザ・モール」「ユーカリプラザ」は空き区画がいくつか目に入り、全盛期の賑わいには及ばない状態だ。一部は目的のある人しか訪れないサービス店舗や佐倉市のシェアオフィス、市役所の出張所、トランクルームになっており、モールとしての賑わいは縮小している。

だが、「スカイプラザ・モール」に新たな核テナントとして出店したスーパーのオーケーは平日でも活気があり、その他の店舗にも買い物客の姿がある。「スカイプラザ・モール」「ユーカリプラザ」が核を失ったあとも廃墟化せず踏みとどまっているのは、新たな核テナントであるオーケーの集客力が一因だろう。

加えて、ユーカリが丘の街を開発している山万が施設の運営を担い、店舗や用途を変え、住民にとって便利なモールとして存続させようとする姿勢が感じられる。

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