「今さら聞けない…」資産形成の超基本のキ "お金を稼げる人"は、なぜ《投資信託》を勧めるのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

投資信託が今いくらなのかを示す数字を「基準価額」という。株式でいうところの株価と似たようなものだが、大きく違う点が2つある。

まず株価は刻々と変わるが、投資信託の基準価額はそう頻繁に変わらない。運用会社が1日1回、その日の終値で算出する。「一日一本値」だ。

株価が市場の需給で決まるのに対し、基準価額は需給ではなく投資信託に組み入れられている株式や債券などの時価総額(株でいえば株価×発行済み株式数)によって決まる。もちろん株式や債券の動向に基づくため市場の動きで決まるのだが、投資信託を買いたい人、売りたい人の需給で決まるものではない。 この点は覚えておいてほしい。

基準価額が1日1回しか算出されないのは、計算が複雑なためだ。また海外の株式や債券などを組み入れているものも多々ある。それらが海外で取引されている時間に、日本市場が閉まっていることもある。

従って投資信託を買ったり売ったりした際、自分がいくらで買えたのか、あるいは売れたのかはすぐには分からない。日本株の投資信託でいえば、その日の朝、注文を入れたとして、分かるのは市場が閉じた後になる。

市場を気にする必要がない

リアルタイムでないことで、得をしているような損をしているような不思議な気分になるのは仕方がない。しかし投資信託は長期保有が前提だ。長い目で見れば、誤差の範疇に過ぎない。

投資信託は市場と勝負する性質のものではない。むしろ投資する側にしてみれば市場を気にする必要がなく、まさに一般生活者に向けた金融商品といえるだろう。

ちなみに投資信託が一日一本値で、しかしそこに組み入れられている株式や債券などは時々刻々と動くということは、誰かがその差をのみ込んでいるということだ。これは運用会社がのみ込んでいる。

さて、もう一つ、基準価額で押さえておかなければならない点がある。基準価額の数字は必ずしも割安、割高を表すものではないということだ。

次ページ投資信託の基準価額は1万円からスタートしていると考えていい
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事