「今さら聞けない…」資産形成の超基本のキ "お金を稼げる人"は、なぜ《投資信託》を勧めるのか
自分の好きな会社を応援するのは構わない。しかし、それは社会貢献や寄付、あるいは推し活のようなものだ。資産形成とは別に考えるべきだ。上がろうとも下がろうとも文句は言わないし言えないという覚悟が必要だ。
私は西武ライオンズのファンで年会費を1万円ほど払い続けているが、どれだけ弱くてもそこに文句は言わない。
もちろん好きだけではなく、きちんと企業分析もしたというならいいが、ではどれだけの人にそんなことができるだろうか。人間はときとして合理性を超えて愛着などの思いが先走ることがある。地元の大企業でなじみ深い、長く愛用した商品を作っているなど「好き」がバイアスになることもある。
そしてしばしば、その結果は報われない。常に冷静である必要がある。 結論から言えば、個別株はプロに勝てない。
資産運用の名著「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著、鹿毛雄二、鹿毛房子訳・日本経済新聞出版)に、いくらテニスが好きでもテニスのプロには勝てないといった趣旨の記述があるが、マーケットとはそういうものだ。
初心者は「投資信託に任せる」のが合理的
よく個別株に投資をするにあたり「自分の身近なところに着目すると投資のヒントがある」という話を聞くが、これは間違いではない。私たちもそういったところから株式を見ることがある。
街を歩いていて「この店の棚の並べ方はいい」「客の導線が他とは違っている」といったところから調べを進めることもある。しかし、その結果をもってすぐに投資するわけではない。 なぜそうなっているかの理由から経営判断を探る。あるいは役員の数を見る。
アリバイ作りのように社外取締役をたくさん並べているものの、よく見ると経歴は立派だがいくつもの会社で社外取締役を兼任していて、それらの企業をとうてい見きれるはずがない。事実上、何の役にも立っていない。このような場合、ガバナンスに問題がある。


















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