30歳過ぎて5浪。日雇い労働しながらYouTubeを続ける早稲田中退芸人が東大受験で悟った「どれだけ努力しても、超えられない能力の壁」

✎ 1〜 ✎ 168 ✎ 169 ✎ 170 ✎ 171
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

それから自分の対人コミュニケーションにあるコンプレックスを克服したいということに加えて、ネットでいろいろな番組を見てM-1などのお笑いに興味を持ったために20歳でお笑い養成所に入りました。

「お笑い養成所を出てからは浅井企画の預かりという形になりました。ライブに出てオーディションで結果を出せば預かりから正式に所属になるのですが、そこでいろんな芸人さんと接していて、自分のお笑いの実力がとてつもなく低いと感じたんです。

そもそもコミュ力も克服できていないので、毎日渋谷でナンパするようにして、30歳までに15万人に声をかけました。声かける数だけでも日本一になれば、次につながるかなと思っていたんです」

AbemaTV『ドラゴン堀江』に出演

しかしナンパではなかなか成果を出せず、30歳を過ぎて、芸人としての限界を感じ始めたTAWASHIさん。しかし、その状態の中で大きなチャンスが彼に訪れます。堀江貴文氏と若手タレントが東京大学合格を目指すAbemaTVの番組、『ドラゴン堀江』の出演でした。

「オーディションに受かって番組に出演することになり、東大を目指して1日12時間受験勉強することになりました。それまで漠然と何かを頑張りたい気持ちがあったのですが、そこに東大を目指すという目標ができたことで勉強に集中するようになりました。そこから会社に芸人のオーディションを振ってもらっても、『勉強したい』と言って断っていたほど、勉強にハマりました」

東大を目指して1日12時間受験勉強した(写真:TAWASHIさん提供)
東大を目指して1日12時間受験勉強した(写真:TAWASHIさん提供)

「早稲田中退の最強文系芸人」として、番組内でも大きく取り上げられたTAWASHIさんですが、1回目の受験はセンター試験で76%。なんとか文科1類の足切りを突破したものの、二次試験では60~70点程度足りず不合格になってしまいました。

番組はこれで終了したものの、TAWASHIさんはその流れでYouTubeを開始し、勉強を続ける決意をします。さらなる浪人を決意した理由を聞いたところ、「1年目でこれだけできるのであれば、もう1年あればいけると思っていた」と答えてくれました。

次ページ浪人を重ねる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事