30歳過ぎて5浪。日雇い労働しながらYouTubeを続ける早稲田中退芸人が東大受験で悟った「どれだけ努力しても、超えられない能力の壁」

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「高校くらいから漠然と未来への不安はありました。僕は元々、人とコミュニケーションを取るのが苦手だなと感じていたのですが、浪人時代も家と予備校の往復しかしていなかったので、人に会うのが怖いと思うようになりました。

そこでいろいろ自分で調べたら、心理学に興味が出たので、併願校の1つに早稲田大学の人間科学部を検討するようになりました」

毎日コツコツ代々木ゼミナールで出される課題を解いていたTAWASHIさん。併願校で受験した慶應や早稲田の法学部は落ちたものの、早稲田の人間科学部、法政、立命館、明治学院には合格します。

そして東北大学も、法学部から文学部に変えて出願した結果危なげなく合格することができて、1浪で受験生活は終わりました。

東北大を蹴って早稲田に進学→中退

しかし、いざ第1志望に合格してから、東北大に行くかどうかを悩み始めます。

「東北大と早稲田に両方受かった時に改めて考えてみました。心理学も勉強したかったですし、東京に憧れもありましたし、人間が怖いのはなんとかしたかったので人が多い環境で荒療治すれば変わるんじゃないかなという期待もありました。そこで早稲田に入ることにしました」

しかし、この「荒療治すれば変わる」という期待はもろくも崩れ去ります。

「当時、大学には田舎にはいないようなギャル男のような感じの派手な人がいて、そこで僕は対人恐怖症が出てしまいました。今思えば周囲の人は優しかったですし、ちゃんと接すれば大学でやっていけていたはずなのですが、当時の僕は対人恐怖症をどうにもならないものだと思ってしまい、夏休みくらいで辞めてしまいました」

地元に戻ったTAWASHIさんは、医学に興味もあり、親に言う名目を作るために医師を目指して理系の勉強を始めたものの、理系の勉強が全然できなかったことや、体にガーゼを置き忘れるという医療ミスのニュースを見て、命を預かるのは荷が重いと感じて辞めてしまいます。

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