興収10億円超えも評価は二分… ヒットメーカー・福田雄一監督の『新解釈・幕末伝』が"観客を選ぶ"背景
中心的な登場人物は、革命の志士として知られる坂本龍馬(ムロツヨシ)、幕末の英雄的存在である薩摩藩の西郷隆盛(佐藤二朗)、倒幕を志すが薩摩藩とは敵対していた長州藩の戦略家・桂小五郎(山田孝之)だ。
時代を突き動かす原動力となった薩長同盟が結ばれた裏側で起きていた、熱き志士たちの国の未来をかけた命がけの折衝を軸に、新解釈の幕末が描かれる。
キャストは前述の3人のほか、松山ケンイチ、賀来賢人、染谷将太、広瀬アリス、岩田剛典、勝地涼、矢本悠馬、小手伸也、渡部篤郎など、福田作品でおなじみの面々をはじめとする豪華個性派俳優が大集結している。
なかでも、伝説のドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京系)以来となる福田監督と山田孝之、ムロツヨシのクリエイティブが激しくぶつかり合う作品作りは、近年の福田作品のなかでもコアファンからとくに期待と注目を集めていた。
絶賛は少数派?良くも悪くも“観客を選ぶ作品”
個性的すぎるキャラクターたちは、話し方から言動の端々のほか、子どものように無邪気な精神性まで、あらゆる面でインパクトが強烈。
シーンの節々には細かなギャグが埋め込まれ、お約束のパターンが繰り返される。ずっと笑いを強いられるようなハイカロリーな物語が終始繰り広げられる。
サブカルの狭い世界の笑いをメジャーに持ち込むような過激な異色作であり、マスではなくコア向けと言える。オリジナル作品ならではの自由度の高さが良くも悪くも前面に押し出された、“観客を選ぶ作品”だろう。


















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