正月では遅い!来年の計画は12月に考える 自分に合った「計画の立て方」を選ぶのがコツ

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C. 試行錯誤タイプ(計画的度:高、臨機応変度:高)

計画を立てるのも好き、臨機応変な対応もできるという人は試行錯誤タイプ。1週間1カ月みたいな細かい単位で、計画を立てて振り返りをする。そして振り返りの結果を次の1週間、1カ月の計画に生かす……という習慣が向いています。書店で売っているスケジュール帳を使うといいでしょう。

D. 行き当たりばっちりタイプ(計画的度:低、臨機応変度:高)

計画を立てるのは好きじゃない、その場の感覚やひらめきが大事という人は行き当たりばっちりタイプ。ふざけた感じに聞こえますが、「プランド・ハプンスタンス」という名前で理論化されているくらい、プロの世界でも「アリだ」と認められているタイプです。このタイプにはプランは必要ない。やりたいことをいつも意識しておくことで、チャンスを呼び込み、チャンスをつかむことができるようになると言われています。

コミットメント効果を味方にする

行き当たりばっちりタイプの願いがかなう可能性がさらに高まる、カンタンな工夫を一つご紹介します。それは、やりたいことが実行される日、実現する日を想像する。その日がピンと思いついたら、スケジュール帳に予定として書き込んじゃう、それだけ。スケジュールにすると潜在的に意識するし、人間は自ら言ったことは無意識に成し遂げようとする「コミットメント」という心理学的効果が働くからです。

計画って堅苦しいし、やらなくちゃと逆にプレッシャーを感じてしまうと思います。あるいは計画を立てただけで満足することもあります。でも、堅苦しく考える必要はありません。どうせ計画通りに進むことなんてないんです(笑)。

計画にはもっと大きな意味があります。先のことを考えることは未来をシミュレーションすること。未来に対する心の準備なんです。最後に、「計画のプロ」の一言をご紹介します。

Plan is worthless, but planning is everything. 計画なんて役に立たないモノだが、計画を立てるプロセスこそが重要なのだ。〜 ドワイト・アイゼンハワー 

 

タブ タカヒロ ビジネスコンサルタント、はたらく女性のかていきょうし

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たぶ たかひろ / Takahiro Tabu

東亜大学トータルビューティ学科客員准教授。外資系アパレル2社→MBA取得→コンサルティングファームという経歴で現在に至る。新卒でやたらと有能な女性の多い職場で女子力を鍛えられ、海外勤務も経験。MBA取得後、コンサルティングファームにて、男くさいロジックと競争の世界に翻弄され、一瞬自分を見失ったものの、土壇場で開眼。周りを巻き込み味方を増やしてわくわく仕事をするスタイルを確立。週末にライフワークとして行っている「はたらく女性のかていきょうし」は大人気の数カ月待ち。セミナー開催や、雑誌取材など多方面で活躍中。共著に『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書き」ノートを使うのか?』(KADOKAWA)。

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