高齢の親が湯船で倒れた・亡くなった…! 入浴事故を防ぐ「見守りの一工夫」。寒い時期に増える不慮の事故、子どもにできる対策とは?

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ヒートショックのイメージ
寒い冬は入浴時、ヒートショックなどに注意が必要です(画像:Kiroku_to_Kankaku / PIXTA)

年末年始に帰省したとき、実家の浴室が「寒い!」と感じませんでしたか。実は、寒い水回りには見過ごせない危険が潜んでいます。高齢者の浴室での事故による死亡者数は、なんと交通事故死の約3~4倍も! 対策を講じておきたいですね。

「入浴中」に親が亡くなった!

65歳以上の方が、入浴中に意識を失い、そのまま浴槽内で溺れて亡くなるという不慮の溺死および溺水事故が増えています。特に多いのは寒い時期に当たる11月~3月にかけて。

AさんとBさん、それぞれの親のケースを紹介します。

【Aさんの母親(80代)のケース】

Aさんの母親は実家で1人暮らし。年末も押し迫った頃、電話をかけたのですが、母親は一向に受話器を取りませんでした。

不審に思い、Aさんは実家近所の親戚に連絡。様子を見に行ってもらったところ、母親は浴室で倒れていました。発見が早かったため、幸い、命は助かりました。

「実家の浴室は北側で寒いんです。デイサービスを利用し、お風呂に入れてもらうことになっていたのですが、本人が嫌がって『今日は用事があります』とか勝手に電話して断ってしまうんですよ。でも、今回の件で懲りたらしく、年が変わってから素直に通うようになりました」とAさんは安堵の表情で話します。

*デイサービス:介護保険で利用できる通所介護。デイサービスセンターなどに送迎付きで出かけて、リハビリやレクリエーションなどを受けることができる。食事や入浴付きが多い。

【Bさんの父親(90代)のケース】

Bさんの父親は実家で1人暮らしでした。近所の親戚の人がチャイムを鳴らしても一向に出てこないらしく、心配してBさんに電話をしてきてくれました。

「『預けている鍵で玄関を開けて、入ってくれ』と頼んだんですよ。父は湯船のなかで亡くなっていました。恐らく、酒を飲んで眠ってしまったのでしょう」とBさん。

一晩湯船に浸かったままだったため、現場は悲惨だったようです。

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