トランプが認めた「高市早苗」という選択——アメリカ知日派が絶賛する"勝負師"の素顔と、小泉純一郎に重なるリーダーシップ

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トランプ氏のアドバイザーたちの間では、解散総選挙に踏み切った高市氏の決断を称賛する声があり、現時点では劇的な勝利を収めるとの期待が広がっています。

ワインスタイン氏は、「政治的に信じられないほど賢明な動きだ」と評しています。「世論調査の結果が維持されれば、今後の国会の形を一変させるような圧倒的な勝利を収めるでしょう。数カ月前の参院選での弱体化を経て、自民党の力強い復活となるはずです」。

高市は今こそ攻めるべき

アメリカで最も尊敬される日本政治の観察者の一人であるカーティス氏も、この評価に同意しています。「どんな選挙にもリスクはありますが、今選挙を行うリスクは、待ちすぎて支持を失うリスクに比べれば小さいものです。支持率が70%を超え、野党が混乱している今こそ攻めるべきです」

両氏とも、勝利の見通しは自民党の支持や政策によるものではなく、高市氏個人の魅力によるものだと分析しています。高市氏は「大統領選挙のようなスタイル」で戦っており、恩師である安倍晋三氏というよりは、かつて自民党をぶっ壊すと言って当選した小泉純一郎氏に近い存在であると見ています。

しかし、アメリカの専門家の間でも見方は一様ではありません。立憲民主党と公明党という新しい中道連合の結成が、選挙結果に影響を与える可能性を指摘する声もあります。

クローニン氏は、「数週間前までは圧勝との見通しでしたが、現在は野党の結集や連立の不安定さ、米中双方からの経済的圧力に直面しており、過半数は維持できても、楽観はできない」と慎重な見方を示しています。

いずれにせよ、トランプ氏がグリーンランド問題や国内の戦いに集中している今、日本の政権がどの程度独自路線を歩むかについては、まだ深く検討されていないかもしれません。しかし現時点で、高市氏がトランプ氏にとっての「日本の選択」であることは否定できない事実です。

ダニエル・スナイダー スタンフォード大学講師

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Daniel Sneider

クリスチャン・サイエンス・ モニター紙の東京支局長・モスクワ支局長、サンノゼ・マーキュリー・ニュース紙の編集者・コラムニストなど、ジャーナリストとして長年の経験を積み、現職に至る。

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