「もはや犯罪者集団」との声まで…100人規模の社員が関与、31億円不正受領の衝撃。プルデンシャル生命「最強の営業集団」暴走の背景
プルデンシャルの強さを語るうえで欠かせないのが、営業マンであるLP(ライフプランナー)の圧倒的な熱量です。彼らはしばしばネット上などで「プルゴリ」と呼ばれます。そこには、マッチョな身体と強靱なメンタルと体力を持ち合わせ、目標達成のために猛烈に働くLPたちへの畏怖と揶揄が込められています。プルゴリたちを支えるのが、ロープレ(ロールプレイング)の徹底です。
同社ではセールスプロセスや切り返しトークをよどみなく話せるようになるまで、それこそ血のにじむような反復練習を行います。このロープレによって磨き上げられた信頼感のあるトークと人間的な魅力こそが、プルデンシャルの最強の武器となりました。
しかし、ここには大きな落とし穴があったのです。
人間力営業は、形を変えたGNPではないか
プルデンシャルのコンサルティングは、一見すると合理的でモダンです。しかし、中身を精査すると、ある本質に突き当たります。
同社は詳細な商品スペックを公表していません。これは、顧客に他社商品との「数字上の比較」をさせないためです。彼らの哲学は「我々が売っているのは商品(モノ)ではなく、ライフプランナーという人間(ヒト)の価値である」というものです(担当者と対面で会うときには、詳細な資料を見せてもらえます)。
しかし、商品スペックでの比較を避け、「担当者の魅力や信頼(または会社の看板)」を売り物にする姿勢は、根底において、日本の生保が大切にしてきた「人とのつながりで売る」という文化と、実は極めて近い性質を持っています。手法こそプレゼントと洗練されたロープレの違いはありますが、「経済的合理性より担当者との信頼で契約を結ぶ」という点では、かつてのGNP営業と同じ構造であると言わざるをえません。


















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