「死刑求刑」されて笑顔を見せた韓国・尹錫悦前大統領の胸の内、「死刑なんて意味がない」「50年経っても恩赦なし」と賛否が噴出

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2024年12月の戒厳令布告が内乱罪に当たるとして起訴された尹錫悦前大統領に死刑が求刑された。法廷内で弁護士と会話し笑顔を見せる尹前大統領(写真:ソウル中央地方裁判所提供、ソウル新聞)

2024年12月3日に非常戒厳令を布告したことで内乱首謀罪などの容疑で起訴されていた韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対し、韓国の特別検察官は26年1月13日、最高刑である死刑を求刑した。戒厳令布告から406日後の求刑である。

ところが、今回の死刑求刑について、保守陣営の一部からは「死刑に意味がない」といった「死刑無用論」が主張され始めている。

無期懲役も死刑も大統領には意味がない?

尹前大統領夫妻と交流し、政治評論家として活動するソ・ジョンウク弁護士は1月15日に韓国のYTNラジオに出演し、「韓国は事実上の死刑廃止国。無罪でない限り、無期懲役であれ死刑であれ、大した意味はない」と指摘した。

さらにソ弁護士は「収監された歴代大統領を見ると、最も長く服役した人でも5年未満だ。全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)大統領も2年で出てきた。無期懲役であれ何であれ数年収監されていれば、国民統合の観点から(誰かは分からないが)大統領たちが恩赦を出すだろうと見ている」と主張した。

全、盧元大統領は1980年の光州事件や在任中の収賄容疑でそれぞれ死刑、懲役17年を宣告されたが、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が恩赦を出した。韓国では死刑執行はすでに30年近くなされていない。

これまで収監された4人の歴代大統領の服役期間を見ると、朴槿恵(パク・クネ)元大統領が4年9カ月(1737日)で最も長く、李明博(イ・ミョンバク)元大統領が2年8カ月(958日)、盧泰愚元大統領が2年2カ月(768日)、全斗煥元大統領が2年1カ月(751日)だった。

朴氏は収賄罪や職権乱用などで懲役22年、李氏も収賄罪などで懲役17年の判決を受けた。

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