2025年末から26年の年初にかけて、中東の国ヨルダンを訪れた。
訪問の目的は、『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』(1989年公開)のロケ地として知られるペトラ遺跡や、昨年開催された大阪・関西万博で、砂漠の赤い砂を敷き詰めたパビリオンで話題になった「ワディ・ラム」と呼ばれる砂漠地帯などの世界遺産を訪れることだった。
そんな中、ヨルダンの地図を見ていると、この国には「デザート(砂漠)・ハイウェイ」「デッドシー(死海)・ハイウェイ」「キングス(王様の)・ハイウェイ」という3本の「ハイウェイ」が記されているのを見つけた。この道がどんな状況なのか、高速道路ファンとしてはぜひ見てみたい。
そんな第2の目的も抱いて、暮れも押し迫った12月28日、アラブ首長国連邦のドバイ経由でヨルダンの首都アンマンに降り立った。
高低差1000m「砂漠のハイウェイ」
ヨルダンは、サウジアラビア、イラク、シリア、イスラエルといった中東の主要国に囲まれた、北海道より少し広い面積を持つ国である。
国土の多くは砂漠地帯で、西側に標高1000メートル程度の高原地帯、さらにその西にはアフリカに続く大地溝帯の一部ともなっている低地「ヨルダン地溝帯」が広がっている。
まずは、ヨルダンを象徴する「砂漠」の名がついた「デザート・ハイウェイ」(15号線)を走った。北のシリア国境から、首都アンマンを経て、最南部の港町アカバまで400km余りを貫く国の大幹線である。
日本で言えば、東名・名神高速道路に匹敵する最重要幹線が「砂漠ハイウェイ」と名付けられていることこそ、ヨルダンの地勢を物語っている。


















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