死海とペトラ遺跡の国「ヨルダン」で3つの高速道路「デザート/デッド/キングス」を走って文化の多様性を見た

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デザート・ハイウェイは、ほぼ全線が片側2車線で、最高時速はおおむね時速100km(郊外などでは普通乗用車のみ時速110km)で、整備もしっかりされていて走りやすい。

ただし、交通量はそこそこ多く、特に物資を運ぶ超大型トレーラーが頻繁に行き交ううえ、標高1000m近いアンマンから海抜0mのアカバまで標高差も大きく、決して運転が楽な道ではない。

砂漠を貫くデザート・ハイウェイ(筆者撮影)

通行料金は無料で、いわゆるサービスエリアがきちんと整備されているとは言えず、ガソリンスタンドに併設の売店やトイレ、一部にあるレストランなどを利用することになる。

このハイウェイでは、アカバが近くなると奇岩の岩山が目に飛び込んでくる。これが世界遺産「ワディ・ラム」で、万博・ヨルダン館の大量の赤い砂はここから運ばれたものだ。

地球上とは思えない荒涼とした景観のため、古くは『アラビアのロレンス』(1962年)、近年では『オデッセイ』(2015年)、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)など、多くの映画のロケ地ともなってきた。

ワディ・ラムの観光の拠点となるビジターセンターは、デザート・ハイウェイから10分ほど内陸に入った地点にある。

4WDの荷台に乗ってワディ・ラムを楽しむ(筆者撮影)

デザート・ハイウェイの南の終着地であるアカバは、ヨルダン唯一の海に面した街で、紅海のサンゴ礁と熱帯魚を間近にのぞき込むグラスボートが出ているなど、こちらもリゾート地となっている。

イスラエルの地を望む「死海ハイウェイ」

このアカバから地溝帯に沿って北に向かって低地を進むのが、「死海」と名のつく「デッドシー・ハイウェイ」である。

ハイウェイというより見通しのいい山道といった趣のデッドシー・ハイウェイ(筆者撮影)

ハイウェイといっても、基本的に片側1車線で中央分離帯もないので、日本の感覚ではむしろ一般道だが、交通量が少ないため、最高速度は時速90km程度となっている。

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