【東京都独自】不登校生徒の利用広がる公立中学校内の「チャレンジクラス」→在籍者の7割が出席日数増、学習の遅れを取り戻し進学を果たした子も

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また、学校に来られない生徒のために、I組の授業や給食風景などをオンライン配信し、自宅をはじめ、スモール・ステップ・ルーム(校内教育支援センター)や教育支援センターからのオンライン参加も可能にしている。

I組授業風景
I組の授業はオンラインでも配信(写真:墨田区立桜堤中学校)

さらに、修学旅行はI組単独で実施。今年度は、1・2年生は熱海に、3年生は長崎に行った。行事は通常クラスと一緒だが、教室からのオンライン参加も選べるようにしている。「これからも学校行事や体験活動を充実させ、学びの機会をたくさんつくってあげたい」と吉岡氏は言う。

修学旅行など
行事や体験活動の充実に力を入れている。3年生は長崎へ修学旅行(左上)。箱根での体験学習(右上)。区長と千葉大学のイベントに参加(左下)。職業体験(右下)など(写真:墨田区立桜堤中学校)

オンライン参加はすべて「出席扱い」

墨田区に設置されたチャレンジクラスは桜堤中学のみということもあり、区内の別の中学校から転学して通う子もいるという。

「その場合は2週間の体験期間を経て転学してもらいます。とはいえ、本人も親御さんも判断が難しい場合もありますから、体験を1カ月に延長するなど柔軟に対応します。ただ、本校は墨田区の端にあり、お住まいによっては通いにくい場合もあるため、実際に転学してきた子は各学年1〜2名です。本校としては、遠くて通うのが難しい場合は、オンラインで授業に参加してもらえればいいと考えています。学べるなら場所はどこでもいいと思っていますので、オンライン参加はすべて出席扱いとしています」(吉岡氏)

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