「キット、サクラサクよ」「ライフウェア」… 日本企業が打ち出した「優れたコンセプト8選」
「おいしいビール=深いコク」が常識だった時代に、「コクとキレ」という新しい味のコンセプトを打ち出した、喉越し重視型の「辛口ビール」を発売し、トップブランドに。
若者や女性など、ビール好きな人でなくても飲みやすく、海外のビールのような強烈なインパクトを与えたこのビールは、1987年の発売以降、日本のビール市場を一変させました。
かつて、ペットボトルのお茶は、水と同じように「喉の渇きを潤すだけの水分」という認識が一般的で、お茶を選ぶ基準も、味や濃さくらいしか長らくありませんでした。
そんな時代に、職人の丁寧なものづくりやおもてなしといった「日本人特有の美意識と誇り」を思い出せるコンセプトを提案し、大ヒットしたのが「伊右衛門」でした。
以降、伊右衛門のように、世界観を打ち出したお茶の銘柄も出てきていますが、パイオニアである伊右衛門は今も、日本のお茶ブランドの中で存在感を示しております。
常識を打ち破り、唯一無二の地位を築いた
あまりにシンプルで、強いコンセプト。
それまでの「時計は繊細で壊れやすい」という常識を打ち破り、タフネスさを前面に打ち出したのがG-SHOCKでした。
その結果、ストリートカルチャーやミリタリーなど従来よりも広いジャンルで愛され、世界的に見ても唯一無二の地位を築くことに成功しました。
これもとてもシンプルで、「ボールペンは消せない」という常識を打ち破った商品が、パイロットの「フリクション」シリーズです。
実は、現在の消せるボールペンに使われているインキのもとである「色が変わるインキ」は、なんと1972年には開発・特許出願されていました。
しかし、当時はそれを筆記具に使うという発想がなく、子ども用のおもちゃなどで使われていました。
その後、技術の進化や「色を変えるのではなく、透明にできないか」といった発想の転換などを経て、「消せるボールペン」として発売、大ヒットしたのです。
視点を変えること=コンセプトの大切さがよくわかるエピソードです。


















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