「海外では当たり前」「中身が違うんだから問題なくない?」 大阪家系ラーメン店の《外国人への二重価格》に肯定意見多数も、やはり悪手だったワケ

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当該店舗の外国語で書かれたレビューを見ても、多くの利用者には「二重価格」と映り、それを不公平だと感じていることがうかがえる。日本人の評価と、外国人の評価が大きく異なっていることを見ても、やはり外国人向けの価格設定が適正であったとは言いがたい。

筆者が香港で体験した飲食店についても、厳密には「二重価格」とは言えないかもしれないが、やはり不公平感を覚えた。

二重価格
今回の騒動の前にも、「日本人と外国人で価格差がある」と指摘する口コミが何件か見られた。※画像の一部を加工しています(出所:Googleマップ)
二重価格
価格差を指摘する口コミに添付された、韓国人向けのメニュー表。※画像の一部を加工しています(出所:Googleマップ)

「外国人差別」の意図がなかったとしても…

外国人への二重価格の設定に対して「支払い意向のある人から多く徴収しても問題はないだろう」「外国人は言葉や習慣も違っており、その対応でコストもかかっているので価格を上乗せしても問題はない」という主張がある。

運営側の意見としてはわからなくもないのだが、問題は利用者側がどう思うかだ。今回もそうなのだが、利用した外国人からは、どうしても「外国人差別だ」という意見が出てきてしまうのはやむをえないことだと思う。

筆者自身も前述の通り、香港で同様の思いを抱いた。日本での二重価格を擁護する人は、海外で自分が同じような体験をしても受容できるかどうかを考えてみてほしいと思う。

また、店舗側が公式Xアカウントに「中国人をこの先出入り禁止にしようと思います」と投稿したが、これも悪手であっただろう。

外国人客の中でも、中国人のマナーはよくない傾向があったのは事実かもしれないが、中国人を十把一絡げに扱ってしまうと、その意図はなくとも「人種差別」との誹りは免れないだろう。

今回トラブルになった相手は中国人だったかもしれないが、価格に対する批判的なレビューを書いている外国人は中国人だけではない。

反中意識の強い人がラーメン店を擁護しているのが目につくが、今回の件は中国人観光客の問題だけにとどまるものではないことに留意する必要がある。

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