「10代は良い思い出がない」大河俳優・南沙良が明かす葛藤の日々。孤独の置き場所が分からず苦しかった…とある一節を胸に挑む"不格好な青春"

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「比較する材料が無限にあるのは、本当に大変だと思います。自我がまだ固まりきっていない時期に、“自分はどうなんだろう”って考え続けなきゃいけない環境は、すごく苦しい。

だからこそ、この作品が描く“不完全な青春”に、強く惹かれます。きれいじゃなくても、遠回りでも、それでも生きている時間はちゃんと意味がある。そう伝えてくれる作品だと思いました」

人生を動かした、最初の一歩

南沙良氏
(撮影:長田慶)

では、この物語で描かれる「一歩踏み出す瞬間」は、南自身の人生において、どんな記憶と重なっているのだろうか。

「最初の映画出演だった『幼な子われらに生まれ』です。お芝居のことが本当に何も分からないまま、三島監督の現場に飛び込んで。厳しさも含めて、撮影中に監督からかけてもらった言葉は今も大切に心に残っています。振り返ると、あの経験は私にとって本当に大きかった。“意味のある作品”として強く刻まれています」

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