震災から2年《能登が舞台だった名作》の聖地はいまーー復興の遅れもあるなか、新たな配信ドラマが撮影されている「能登のポテンシャル」

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珠洲市の「小泊簡易郵便局」は、能登半島の端っこともいえる「長手埼灯台」の横にある、まさに「さいはて」の郵便局。そして輪島市の「曽々木簡易郵便局」は、建物の隣が郵便局長による手作りのギャラリーになっており、そのどちらも作中では印象的なシーンで登場しています。

能登 郵便局
木造の建物が温かみのある輪島市の「曽々木簡易郵便局」(写真:筆者撮影)

撮影は、試写会の半年ほど前、25年5~6月に行われました。奥能登の宿泊施設には制限がある中で、穴水町にある古民家宿「龍屋(たつや)」を拠点とし、周辺地へロケに向かう形で撮影されています。

すぐ目の前が静かな内海になっていて、能登半島でSUP(スタンドアップパドルボード)ができるのはここだけなのだとか。ここには、作中で使用された「ベンチ」にキャストのサインが入ってそのまま残されています。

能登 龍屋
古民家宿「龍屋」からは絶景を望めます(写真:筆者撮影)
能登 龍屋
赤いベンチに残された、出演者のサイン(写真:筆者撮影)

震災から2年、「聖地」ファンができること

聖地巡礼
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もともと能登は「能登はやさしや土までも」と言われた、人の優しさに触れることの多い風土。私たちのできることは、あの震災や能登のことを忘れず、思い続けることではないでしょうか。

震災から2年の節目ではありますが、まだまだ復興途上の奥能登地域。これからも機会があれば能登に出かけ、四季折々の風景や能登の新鮮な魚介や能登牛などの食を楽しむ、ということを続けていきたいと思います。

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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