震災から2年《能登が舞台だった名作》の聖地はいまーー復興の遅れもあるなか、新たな配信ドラマが撮影されている「能登のポテンシャル」

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のと鉄道では、『花咲くいろは』のラッピング電車の運行や、ファン向けの聖地巡礼ツアーを企画するなど、ファンに愛されていました。

しかし同鉄道も、震災当日に運行中だった観光列車が立ち往生するなど、大きな被害を受けました。現在では、語り部たちが震災当時のことを語る「震災語り部観光列車」が運行され、穏やかな車窓風景を望みながら、「能登の今」を知ることができます。

「レトロ郵便局」で撮影された『局めぐおやじ』

そして25年、この能登地域を舞台にした配信ドラマが撮影されました。タイトルは、『局めぐおやじ 能登編』。主演の温水洋一さん演じる中年男性である「寺田健太郎」が、地域の郵便局の「風景印」収集や貯金をしながら、地域の魅力を体感し、同時に夫婦の愛を描く物語です。

その第1作が能登で撮影され、この1月からアマゾンプライムで配信されます。

撮影は、輪島市、珠洲市、穴水町、能登町の奥能登2市2町で実施され、それぞれの地域にある「簡易郵便局」が舞台となっています。

25年11月にはロケ地となった郵便局のうちの「岩車簡易郵便局」(穴水町)で試写会が開かれ、温水さんや、主人公の妻役・佐保歩実さん、さらに馬杉雅喜監督が訪れ、トークショーも行われました。ドラマに出演した郵便局員や地元の人々も参加した、心温まる試写会となりました。

メインのロケ地となったのは、旧のと鉄道能登線(現在は廃線)の「波並駅跡」近くにある「三波簡易郵便局」(能登町)。

能登 郵便局
海岸沿いに建つ、レトロなカラーリングと形状の「三波簡易郵便局」(写真:筆者撮影)

木造建築のレトロでチャーミングな建物と、美しい能登の海岸の風景が相まって、あまりにも素晴らしいロケーションとなっており、「この郵便局を舞台にドラマを作りたい」という監督の強い思いが実を結び、制作されました。

能登 郵便局
「三波簡易郵便局」内もレトロな雰囲気が色濃い魅力あるスポットです(写真:筆者撮影)
波並駅跡
三波簡易郵便局のそばには、2005年に廃線となった、のと鉄道能登線(穴水駅〜蛸島駅)の「波並駅」の跡地が残されています(写真:筆者撮影)
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