「日本三大朝市」の1つで有名な輪島の朝市があった付近には、『まれ』のシンボルでもあった「いろは橋」という名物の赤い橋が架けられていました。そのたもとには、震災の爪痕とともに、『まれ』のオブジェが今も残っています。
「いろは橋」は現在架け替え工事中で、28年度の完成を目指しています。
また、同じく『まれ』のメインの舞台地であり、間垣(竹製の防風垣)が特徴的だった輪島市の大沢(おおざわ)集落は、震災に加えて豪雨災害でも大きな被害を受けました。ようやく25年に道路が復旧するなど、徐々にではありますが復興が進んでいる状況です。
さらに、『まれ』の舞台地の1つだった珠洲市の塩田に向かう国道249号線は、いまだに震災の爪痕が残っていて、途中にある世界農業遺産としても有名な「白米千枚田」では、稲を植えることができない棚田も残っています。
しかし、『まれ』に出演した女優の常盤貴子さんは、ドラマをきっかけに現在も能登の人々と交流を持っているなど、作品が築いた絆は切れていません。こうした『まれ』を機にした絆から支援の輪が広がり、継続していることはとてもありがたいことです。
珠洲市で撮影された映画『さいはてにて』
さらに、『まれ』と同年に公開された日台合作映画『さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-』(15年)も、能登が舞台となった作品です。
主演は永作博美さんと佐々木希さんで、珠洲市の「二三味珈琲」(劇中では日本海に面した「木ノ浦地区」に、「ヨダカ珈琲」としてセットが建てられました)を舞台に、コーヒーがつなぐ人々の交流を描くハートフルな物語。この木ノ浦地区も、震災で多くの被害を受けました。


















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