震災から2年《能登が舞台だった名作》の聖地はいまーー復興の遅れもあるなか、新たな配信ドラマが撮影されている「能登のポテンシャル」

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「日本三大朝市」の1つで有名な輪島の朝市があった付近には、『まれ』のシンボルでもあった「いろは橋」という名物の赤い橋が架けられていました。そのたもとには、震災の爪痕とともに、『まれ』のオブジェが今も残っています。

「いろは橋」は現在架け替え工事中で、28年度の完成を目指しています。

いろは橋
朝ドラ『まれ』に登場した地元のシンボル的存在「いろは橋」。能登半島地震以来、通行できなくなっていました(写真:筆者撮影)

また、同じく『まれ』のメインの舞台地であり、間垣(竹製の防風垣)が特徴的だった輪島市の大沢(おおざわ)集落は、震災に加えて豪雨災害でも大きな被害を受けました。ようやく25年に道路が復旧するなど、徐々にではありますが復興が進んでいる状況です。

さらに、『まれ』の舞台地の1つだった珠洲市の塩田に向かう国道249号線は、いまだに震災の爪痕が残っていて、途中にある世界農業遺産としても有名な「白米千枚田」では、稲を植えることができない棚田も残っています。

しかし、『まれ』に出演した女優の常盤貴子さんは、ドラマをきっかけに現在も能登の人々と交流を持っているなど、作品が築いた絆は切れていません。こうした『まれ』を機にした絆から支援の輪が広がり、継続していることはとてもありがたいことです。

能登
復旧が進められる国道249号。震災で天井が崩落した珠洲の内浦と外浦をつなぐ大谷トンネルは、25年12月19日に通行再開となりました(写真:筆者撮影)
白米千枚田
いまだ震災の爪痕が残る「白米千枚田」(写真:筆者撮影)

珠洲市で撮影された映画『さいはてにて』

さらに、『まれ』と同年に公開された日台合作映画『さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-』(15年)も、能登が舞台となった作品です。

主演は永作博美さんと佐々木希さんで、珠洲市の「二三味珈琲」(劇中では日本海に面した「木ノ浦地区」に、「ヨダカ珈琲」としてセットが建てられました)を舞台に、コーヒーがつなぐ人々の交流を描くハートフルな物語。この木ノ浦地区も、震災で多くの被害を受けました。

珠洲市
珠洲市にある「道の駅すずなり」内の「すずなり食堂」でいただいた海鮮丼(写真:筆者撮影)
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