【EVだけじゃない、PHEVの開発にも力を入れる中国自動車メーカー】400万円以下のプラグインハイブリッドSUV、BYD「シーライオン6」の本気度

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シーライオン6の後席
シーライオン6の後席(写真:筆者撮影)

乗り心地は、やや硬めだ。タイヤの選択もあるかもしれない。荒れた路面をいくときは不整を拾う。不快ではないものの、ここは好みがわかれるところかもしれない。

高速道路では、回生ブレーキと出力制御を使って、車体の姿勢をなるべくフラットに保つ。アクセルペダルのオン・オフやブレーキペダルの踏み込みに車体の動きが影響を受けないようにしている。つんのめったり、フロント部分が浮き上がりぎみになったりしない。

回生ブレーキと加速の制御は、プラグインハイブリッドやピュアEVならではのメリットだ。そこもちゃんと採り入れている。400万円を切る価格で、ぬかりのないでき映えだ。

シーライオン6のエクステリアデザイン

シーライオン6のリアビュー
シーライオン6のリアビュー(写真:筆者撮影)
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ボディデザインは、BYDのヘッドオブデザインであるドイツ人のウォルフガング・エッガーの指揮の下で決定されている。アウディ出身だけに、シーライオン6でも車体側面のネガティブプレスラインが、アウディによる第2世代「Q5」(2016~25年)を連想させる。

プロファイル(サイドビューのバランス)は理知的だが、一方で「ドラゴンフェイス」とも呼ばれるBYD独自のフロントマスクはエモーショナルな造型感覚だ。

シーライオンは日本語だと“アシカ”だが、とくに造形的なつながりはない。BYD各モデルは、日本では「海洋シリーズ」なる、海の動物にちなんだ車名を持つため、今回もシーライオンとなったのだろう。

中国での車名は、「王朝」シリーズの「宋(ソン)プラス」となる。

日本仕様に仕上げることにも心が砕かれている。ステアリングホイール位置は右で、ウインカーレバーも日本車同様に右。さらにエンジニアがこだわったのは、レギュラーガソリン仕様にすること。

中国の高いオクタン価のガソリンに合わせて開発されたエンジン(アトキンソンサイクル)を、レギュラー仕様に変更したのは、ちょっとホネだった模様。売れないと割に合いません、というジョークも飛び出していた。

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BYD Sealion 6 FWD
全長×全幅×全高:4775mm×1890mm×1670mm
ホイールベース:2765mm
車重:1940kg
パワートレイン:1498cc 4気筒エンジン(自然吸気)+電気モーター(プラグインハイブリッド)
駆動方式:前輪駆動
最高出力:エンジン72kW、モーター145kW
最大トルク:エンジン122Nm、モーター300Nm
バッテリー容量:18.3kWh
EV走行換算距離:100km
ハイブリッド燃料消費率(WLTC):22.4km@l
乗車定員:5名
0-100km/h加速:8.5秒
価格:398万2000円
小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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