中国のホテル代は、日本人の私たちからすると驚くほど安い。私は約3000円、約1万2000円、約5000円の3つのホテルに宿泊したが、すべてのホテルに清潔感があり、すべてのホテルで朝食バイキングを提供してくれた。
物価も全体的に安い。市内の飲食店ではソフトクリームが、なんと1個44円で食べられる。スーパーで売られている卵は50個入りで520円。瀋陽空港から市内までの電車代は、約1時間の距離を移動して150円未満。私が乗った高速鉄道(新幹線)は約1時間半の乗車で250キロ前後(東京~浜松くらいの距離)を移動したが、料金は指定席にもかかわらず片道2000円もかからなかった。
今回の旅で「お金」関係で唯一ガッカリしたのは、乗り継ぎで中国の国内線に乗った際、手荷物検査でモバイルバッテリー(充電器)を没収されたことだろうか。中国では2025年6月28日以降、発火事故などを防ぐため「CCC認証」を取得したモバイルバッテリー以外、機内に持ち込めないルールになっている。私はこれを知らなかったので、泣く泣くバッテリーを廃棄することになった。
そんなこんなで私が丹東にたどり着いたのは、日本出国から23時間が経過した、渡航2日目の午後8時過ぎだ。マイナス7度の極寒の中、私は丹東駅から北朝鮮との国境沿いを目指して歩いた。10分くらい歩いたところで、見えてきた景色がこれだ。
記念通貨。白い粉。日本のコンビニ…。北朝鮮に近い街がヤバすぎた
「中国側はネオンで明るいけど、北朝鮮側は暗いなぁ」「でもパラパラと北朝鮮側も電気が付いてるぞ」「うっすらと高層ビルが見えるけど、これ本当に人が住んでるのかな?」


















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