「今年こそクルーズへ!」——。初心者が知っておきたいクルーズ船の選び方と「早めに計画が吉」のホント。まずは行き先を重視

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

③ 海外まで飛行機で行き、外国客船に乗るクルーズ

いわゆる「フライ&クルーズ」と呼ばれるスタイルで、海外の港から出航し、地中海やアラスカ、カリブ海など、さまざまなエリアをめぐる。

クルーズ船
フライ&クルーズならいろんな客船に乗れる選択肢も増える(写真:著者撮影)

日本船や、日本発着で販売されている外国客船であれば、基本的に日本語での対応が可能だ。一方、海外発着のクルーズでは、語学や船上生活に不安があれば添乗員付きのパッケージツアーを、語学に自信があれば航空券と客船を個人で手配する方法もある。

個人手配の場合、日程の自由度が高まり、企画料や添乗員費用が不要な分、費用を抑えられるケースもある。

初心者におすすめは「行き先で選ぶ」

旅は本来、「行きたい場所」から選ぶものだ。クルーズも例外ではなく、まずは行き先を重視したい。ただし、陸の旅と大きく異なるのは、クルーズでは1つの目的地だけを訪ねるのではなく、複数の港をめぐるケースが多いため、エリア全体で旅を考える点にある。

日本近海であれば、「九州の名所をまとめて巡ってみたい」「陸路では移動が大変な日本海側の港町を訪ねてみたい」といった発想が向いている。

また、空路や陸路では行きにくい場所も、クルーズなら選択肢になる。例えば、小笠原や新宮、釧路、鳥取の境港、長崎の五島列島などは、移動だけで時間と体力を要するが、客船であれば寝ている間に次の目的地へ運んでくれる。

五島列島
日本船では五島列島などを訪ねるクルーズも多い。世界遺産の教会などをめぐる(写真:著者撮影)

移動の負担が少ないことは、クルーズならではの大きな魅力だ。海外では、アラスカ、地中海、エーゲ海、北欧、カリブ海などが人気エリアとなる。陸からは見られない氷河をアラスカで眺めたり、歴史ある港町を巡りながら地中海文明を体感したりと、一度の旅で複数の土地を訪ねられるのはクルーズならではだ。

地中海
地中海は海から栄えた港を訪ねていく楽しみがある(写真:著者撮影)
次ページ時期選びが満足度を左右、ベストシーズンは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事