そして、その言葉通り最後まで全力で活動を続けた小杉さんは、結果的にグランプリを獲得! 見事にフレキャンのリベンジを果たした。
「グランプリを獲れたことはもちろん嬉しかったんですが、それ以上に、応援してくださったファンの方々への感謝の気持ちが強かったです。投票も配信もみなさんの力なしでは成し遂げられなかったので、『本当にありがとうございます』という気持ちでした」
芸能事務所と契約するも、就職ではIT企業へ
ミス慶應SFCのグランプリ獲得後、小杉さんは芸能事務所とエージェント契約を結び、アナウンサーやリポーターとしての仕事もこなすようになった。
「せっかくミスコンを頑張ったので、少しでも新しいチャレンジができる機会をいただけるなら挑戦してみたいと思ったんです」
そして、就活やゼミと並行しながら事務所からくる仕事を経験するうちに、アナウンサーの仕事にも興味を持つようにもなったという。
しかし、冒頭で述べた通り、小杉さんは最終的には一般就職の道を選んだ。ミスSFCの肩書は、芸能界やアナウンサーを目指すうえで大きなプラスとなったはずだ。それでも、小杉さんはその道を捨てることに未練はなかった。
「近年のアナウンサーは、タレント性を求められることが多くなっています。そんなアナウンサーという仕事を、自分が30代、40代になっても続けていくには相当なスキルが求められると思いましたし、それを自分が身に付けられる未来は描けなかったんです。
それに、私にはゼミで経験させていただいたビジネスの世界のほうが性に合っていると思い、最終的には一般企業への就職を選びました」


















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