ファイナリスト止まり→翌年《ミス慶應SFCグランプリ》に! "ダメ出し三昧"のゼミ・ミスコン・外コン就活の「三重苦」乗り越えた彼女の意外な進路

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その過程で小杉さんは慶應SFCの教授や学生とも知り合い、自分の好きな研究に打ち込める環境に惹かれてSFCを志望。見事、現役で合格し、憧れていた研究活動に没頭した。

一方で、大学1年生の頃には“大学生らしい活動”にも挑戦。

「『フレッシュキャンパスコンテスト』に出場したんです。出場のきっかけは、友達と『思い出づくりのために出てみよう』という軽いノリでした」

「FRESH CAMPUS CONTEST(フレッシュキャンパスコンテスト、通称:フレキャン)」とは、大学・専門学校1年生が対象の全国規模のミスコンテスト。毎年100名ほどがエントリーし、数回にわたる予選を突破した10数名のファイナリストの中からグランプリが決定する仕組みだ。過去にはTBSアナウンサーの宇内梨沙さんや、日本テレビアナウンサーの滝菜月さん、タレントの井口綾子さんらが、グランプリやファイナリストに選ばれている。

そんなフレキャンの活動は、基本的にはSNSとLIVE配信のみ。そのため、一般的な大学ミスコンよりも参加のハードルが低く、小杉さんのように「思い出づくり」として参加する人も珍しくはない。

小杉さん
「でも、フレキャンに出てみたら想像以上に忙しくて苦労しました……(笑)」と小杉さん(写真:筆者撮影)

想像以上の過酷さに辞退者も現れたが…

しかしながら、現実にはこのSNSとLIVE配信が相当な労力を必要とする。特に後者は、審査対象となるポイントを獲得するために長時間の配信が必要になることも多い。

だが、友達とのノリで応募した小杉さんは、こういったフレキャンの過酷さを出場前にすべて理解していたわけではなかった。

「SNSと配信が審査に含まれることは事前に理解していたんですが、正直こんなに大変だとは思っていなかったですね。大学の勉強などもあるなか、自由時間や睡眠時間を削って配信準備にあてることもありました」

活動中に途中辞退を考えたことは何度もあった。大学ごとのミスコンよりもしがらみの少ないフレキャンは辞退のハードルも低く、実際に毎年出場者の2割ほどは何らかの理由で辞退している。

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