日本酒選びが下手な人が知らないラベルの読み方 自分の好みに合った一本がこれでわかる

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フルーティーすぎず、香り控えめで、味もすっきりドライなタイプのお酒を飲みたいときは、①「本醸造酒」や②「特別本醸造酒」を、甘くてフルーティーなタイプのお酒を飲みたいときは⑥「大吟醸酒」や⑤「吟醸酒」を選ぶとよいということになります。

フルーティーだけど、お米の個性も感じたいときには、醸造アルコールを使用していない⑧「純米大吟醸酒」⑦「純米吟醸酒」を選ぶとよいでしょう。

味わいの決め手となる精米歩合

酒造りの際は、お米の表面にある栄養素が雑味になってしまうので、お米の表面を削り(磨き)ます。これを「精米」といい、米の表面を削り、残った部分をパーセンテージであらわしたものが「精米歩合」です。

たとえば表面を20パーセント削ったものは「精米歩合80パーセント」、半分削ると「精米歩合50パーセント」となります。ちなみに、ごはんとして食べるお米は10パーセントほど削ることが多いので、精米歩合90パーセントで、この数字が少なければ少ないほど、たくさん削ったことになるわけです。⑧「純米大吟醸酒」や⑥「大吟醸酒」は、精米歩合50パーセント以下とする決まりになっています。

希少価値の高いお米を半分以下まで削ってからお酒にするのですから、本当に贅沢です。

なかには、精米歩合「40パーセント」「23パーセント」「9パーセント」「7パーセント」、さらには「1パーセント」などというお酒も存在します。お米の表面を磨けば磨くほど(削れば削るほど)、雑味のない、洗練されて研ぎ澄まされた、どちらかといえばスマートな味わいになります。

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