無名の新人俳優を主役に抜擢… 映画『栄光のバックホーム』が下馬評を覆して《興収10億円超えヒット》の背景

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見城徹
本作のワールドプレミア上映となった東京国際映画祭に参加した見城徹氏(写真:配給提供) ©2025「栄光のバックホーム」製作委員会

「小さくても本物の正面突破がある」

このプロジェクトを立ち上げたのは、本作の製作総指揮を務める幻冬舎の見城徹氏だ。見城氏といえば、五木寛之の『大河の一滴』や石原慎太郎の『弟』、唐沢寿明の『ふたり』などをはじめ、数々のベストセラーを世に送り出したヒットメーカーだが、本作を制作するために「幻冬舎フィルム」を立ち上げ、本作が第1弾作品となった。

見城氏は本作を制作するにあたって「善良 、正直 、真心 、誠実 、感謝 、そして謙虚であることこそが王道だ。圧倒的努力で正面突破した者こそが 、真っ当だと思って生きてきた」という確信とともに、「横田慎太郎の人生と、それを支えた人たちには、小さくても本物の正面突破がある。それをフィルムに焼き付けたかった」とその思いを語っている。

そして「この映画を、懸命に今を生きる全ての横田慎太郎に捧げたい」というメッセージとともに、現代を生きるわれわれにその魂を訴えかけている。

壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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