｢子育てしやすい自治体ランキング｣東京圏トップ100　5位は東京都多摩市､4位は神奈川県鎌倉市､ではトップ3は？

ランキング結果～1都3県それぞれのトップ3

1都3県の総合ランキングは表をご確認いただくとして、ここでは各都県のトップ3自治体の特徴を見ていく。

①東京都 トップ3：文京区、武蔵野市、府中市

いずれも「住みよさランキング」でも上位の常連。文京区は人口密度が高いが、利便性と高い安全性を両立させている点が強み。武蔵野市は商業施設が多く、買い物などの「便利快適」カテゴリで高評価を得た。府中市は『刑法犯認知件数』の低さに代表されるように、「安心安全」カテゴリで強さを見せた。

②埼玉県 トップ3：秩父市、飯能市、東松山市

緑が多く、豊かな自然環境を持つ3市がランクインした。従来のランキングでは上位に挙がりにくい秩父市、飯能市が健闘した点は、興味深い。2市は「安心安全」カテゴリの評価も高く、特に秩父市は交通事故件数の少なさ、住環境の広さが高評価につながった。

③千葉県 トップ3：印西市、流山市、佐倉市

近年、子育て世帯をターゲットとした計画的なまちづくりを進める2市と、伝統的な街が並んだ。印西市も流山市も年少人口が多い。流山市は小学校へのアクセス（距離）がよく、交通事故件数も少ない点が特徴だ。佐倉市は広い住環境が手に入りやすいことや、大型小売店も存在している点で上位に食い込んだ。

④神奈川県 トップ3：鎌倉市、南足柄市、秦野市

どの3市も、0〜14歳の子どもがいる女性の割合が比較的高く、『刑法犯認知件数』は低いため、「安心安全」カテゴリに強みがあった。首都圏という母集団の中で、住宅の広さや治安の良さで評価を上げた。