さて、誰でも仕事の考え方が一面的になりがちです。そこを上司から別の角度で指摘されたことで仕事の進め方が広がるケースはたくさんあります。やらされ感を持たずに、自分にとってプラスになると信じて続けてください。
そうはいってもコミュニケーションは難しいもの。特に年齢も離れた上司とのコミュニケーションは気を使います。取材すると
「うちの上司は偉そうに話すから、頭にくる」
「数字数字と売り上げのことばかり聞いてくる」
と、近寄ってくる上司にうざいと感じている部下は少なくありませんでした。ただ、あなたが上司が近寄る前に、自分から積極的にアプローチしていくと状況は変わります。
「昨日の商談はどうなったのだ。ちゃんと報告しなさい」
と言われて嫌な思いをする前に
「課長、昨日の商談の経過を報告したいのでお時間いただけますか?」
自分から投げかけると上司は《数字》ばかりの話でなく、あなたのための的確なアドバイスをくれることでしょう。守るなら攻めて、質の高いコミュニぇーションを実践しましょう。
では、コミュニケーションを積極的に行うためのヒントを1つ紹介しましょう。
■ワーク
あなたが日頃《いい仕事》をするために上司や同僚と行っている仕事コミュニケーションを3つの観点で分類して、書き出してみましょう。
(1)目的(報告・相談・依頼など)
(2)誰と(上司や同僚など)
(3)いつ(毎日・隔週・適宜など)
この3つの観点があいまいなものは《なくてもいい》コミュニケーションです。(1)目的があいまいなままに対話していることがありませんか? 職場で目的があいまいなコミュニケーションばかりしていると、相手からすればトンチンカンな人に見えてしまいます。
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