SNSでトラブル、デジタルタトゥーにも… 写真撮影時の《他人の写り込み》は"肖像権の侵害"に当たるのか 注意点を解説
芸能人などが、一般人が映り込んでいる動画や写真をSNSにそのまま投稿して、コメント欄が荒れている様子を見かけることがある。
われわれも街中や人気の観光地などで撮影すると、知らない人が写り込むことがあるが、問題はないのだろうか? どんな点に気をつけて撮影・投稿するべきか、ポイントを紹介する。
勝手に顔写真を公開されるのは絶対にNG
「勝手に顔写真を公開されるのは絶対にいや」
筆者が講演先でアンケートを採ると、ほとんどの若者はこのように答える。気にしない若者はせいぜい1、2名程度であり、9割以上の若者は極端に嫌がっている。
顔写真等の個人情報が意図せず漏れることで、思わぬ不利益を被ることがあることが、広く知られたためだろう。最近は、背景に少し映り込むだけでも、無許可に公開されることは不快と感じられることがほとんどだ。
最近は園や学校でも、ホームページなどに児童生徒の顔写真を掲載する際には、事前に許可を取るようになっている。許可を得ない公開で、後々トラブルにつながることを防ぐためだろう。
一方で、他の保護者などに子どもの顔写真を無断で公開されてしまい、保護者から園や学校にクレームがいくことも少なくない。


















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