トライアルが営む「一泊2980円温泉宿」驚きの満足度!さらには「ミシュラン旅館の運営」まで!?→24時間スーパーが別業態の宿を手掛けた意外な理由

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トライアル温泉郷のマップ
国立公園の広く自然豊かな敷地内に「ロッジ虎の湯」と「大分九重久織亭」と2つの路線の温泉宿がある(画像:トライアル)

実は“泥臭い”!? 温泉宿づくりの舞台裏

「ロッジ虎の湯」と「大分九重久織亭」がある九重町・田野地区は、九州のハイカーにとって聖地ともいえる場所である。くじゅう連山を眼前に望み、九州最高峰・中岳(標高1791m)へ向かう人気ルートにも近く、全国から登山客が訪れる地域だ。そして質の良い温泉がこんこんと湧いている。

中岳山頂からの風景
こちらは大船山からの風景。春はミヤマキリシマが咲き、秋は紅葉で赤く染まる(写真:筆者撮影)

この豊かな自然と温泉の恵みをどう楽しんでもらうか、ここでどんな時間を過ごしてもらえたらいいのか。場所の魅力とトライアルの強みをどう掛け合わせ、どんな価値を生み出していくのか、実現するためにスタッフが取り組んだのはかなり“泥臭い”ともいうべき奮闘だった。

タデ原湿原
山の麓にはタデ原湿原が広がっている(写真:筆者撮影)

「浴場はスタッフが手造りしています。重機に乗って、穴を掘って、石を並べて……そういうところから自分たちで取り組みました」(トライアルゴルフ&リゾート中山悦良さん)

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