トヨタはスーパースポーツで何を目指すのか? GR GT/GR GT3/LFAコンセプトの狙い

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「勝ちたい人に選ばれる、誰が乗っても乗りやすいクルマを目指しています」(プレスリリース)とされるように、装備はすべて機能的な根拠がある。

「GR GTはプロドライバーと趣味で走るドライバー、どちらの心にも響くクルマです」

「GR GT」のインテリアは機能とラグジュアリー性を併せ持ったもの(写真:トヨタ自動車)

開発は、ハンフリーズ執行役員が言うように、徹底した低重心化を目指して、全高とドライバーの位置を極限まで下げようと考えることからスタートした、とされる。

駆動方式は、フロントエンジンのリアドライブというオーソドックスなもの。「限界領域までの扱いやすさ」を考えた結果だとトヨタでは解説。

エンジンには、低重心化のためにドライサンプ方式(別体のオイルタンクを持ちオイルを循環させる潤滑方式)を採用。前後の重量配分を考慮してトランスアクスル方式とユニット類を最適配置。

パワートレインとドライバーの位置関係を示す(写真:トヨタ自動車)

「クルマとドライバーの一体感と扱いやすさを高めるために理想的なドライビングポジションを追求した結果」と説明される。

エンジニアとデザイナーの共同作業

GR GTでは、空力性能の理想像を定めてからデザインの検討を進めたそうで、「空力設計担当者とエクステリアデザイナーが一丸となって、空力・冷却性能を追求するデザイン」を目指したとされる。

空気の流れを示す画像も複数が公開されている(写真:トヨタ自動車)

そういえば、フェラーリ・アマルフィでも同様に、デザイナーとエンジニアが設計段階から共同作業することの重要性がうたわれていた。

「エンジンルームが熱くなりすぎることがわかると、デザイナーに連絡して、エアアウトレットのデザインを変更してもらいました」

エンジニアのバックグラウンドを持つ同社のフェラーリのテストドライバーが、私にそう語ってくれた。それが、GR GTの発表と同じ日だったので、奇遇だなという思いを強くした。

GR GTのスタイリングについて、フェラーリのプロダクトマネージャーは、「もう少しエモーショナルでもよかったのでは」なんて個人的感想を述べていた。

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