受験親インフルエンサー「模試の成績をグラフ化、勉強時間をエクセルで管理…」 令和の受験は【親のSNS力】が子供の進路を左右する?

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漫画「令和の受験親の『フツウ』」
漫画「令和の受験親の『フツウ』」
漫画『令和の受験親の「フツウ」』

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ではなぜ、ここまで受験生や親がSNSに依存するようになったのでしょうか。その背景には、受験システムそのものの激変があります。

受験環境の変化に学校や塾ですら対応しきれない

かつては、模試の判定や学校案内パンフレットを見れば、ある程度の情報は把握できました。ところが令和に入ってから、状況は一変しました。

中学受験では、人気校の偏差値が1年で大きく上下し、前年まで定員割れだった学校が翌年には倍率4倍になることも珍しくありません。また高校受験では、昨今の授業料無償化によって公私立の垣根が崩れ、勢力図が一気に変わってきています。

大学受験は特に顕著で、総合型選抜・学校推薦型選抜が急増し、外部検定試験や探究活動など、評価項目が多様化し続け、新設の大学・学部・入試形態も増えてきています。

こうした変化のスピードに、学校や塾ですら対応しきれないという声が多く聞かれます。「一般入試の指導はできるが、総合型選抜の情報は持ち合わせていない」と話す先生も少なくありません。

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