受験親インフルエンサー「模試の成績をグラフ化、勉強時間をエクセルで管理…」 令和の受験は【親のSNS力】が子供の進路を左右する?
実際に現在の小中学生の親世代に取材をしてみると、かなりの割合で中学受験や高校受験のための専用アカウントを持っており、「28年中受組(子供が2028年に中学受験する、という意味)」といった情報をプロフィールに記載し、自分の子供が通っている塾名を公開しつつ、意見交換や情報収集を行っています。
受験親インフルエンサー「模試の成績をグラフ化」
こうした環境の中で、「受験親インフルエンサー」と呼ばれる存在も登場しています。たとえば教育投資ジャーナリストの戦記さんは、X(旧Twitter)で2万人以上のフォロワーを抱える親御さんです。
戦記さんは、娘さんが小学生だった2016年から中学受験の日々をブログで発信し始め、模試の成績推移をグラフ化したり、勉強時間をエクセルで管理したりと、徹底した「数値化」「見える化」で大きな注目を集めました。
こうした界隈の中で、最近では通わせた塾や教育サービスを実名で紹介して「夏期講習のよかった点」「模試で感じた特徴」「教材の相性」など、広告では知ることのできないリアルな情報を発信しています。
中には、自分の子供の成績表を公開するようなケースもあります。匿名掲示板の断片的な書き込みとは異なり、一定の情報を出している人の発信という点も信頼性につながり、多くの親が“受験情報の拠点”としてこうした「受験親インフルエンサー」のアカウントを参照しています。
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