Quiet Quittingは、実際に仕事を辞めるわけではなく、正確には、職場で給料を得るために求められる最低限の仕事はこなすが、それ以上はがんばらないという状態を指す。
成果や成長を求めずに、必要最低限の責任のみを果たすスタンスだ。
Quiet Quittingは、海外では「Escape hustle culture(ハッスル文化からの逃避)」というフレーズが必ずセットで登場する。
Escape hustle cultureのほうは、言い換えるなら「脱主体性」といったところか。「続・指示待ち文化」と言い換えてもいいかもしれない。
「手取り足取り教えてほしい」理由
僕の先ほどの調査では、このテーマについても調べている。
具体的には、「あなたはどのように仕事を進めていきたいか」という問いに対し、「明確な指示やマニュアルにそって仕事をしたい」と思う人を「1」、「自分なりのやり方で仕事をしたい」と思う人を「10」と置き、1から10の間で自分はどの辺りに位置するかを回答してもらっている。
結果は図表の通りだ。10段階における真ん中の「5・5」に縦線を引き、そこから左側に行くほど「指示・マニュアル重視」スコアが高く、右側に行くほど「自分なりのやり方重視」スコアが高くなるよう配置している。
若いほど「指示・マニュアル重視」の傾向が強くなり、中でも学生の“指示待ち志向”は特に目立つ。他方、50代の「自分なりのやり方重視」傾向が際立つところだ。
将来に対する諦念感が強まれば強まるほど、今を楽しもうとするコンサマトリー(自己充足的)な考えが強まるだろう。そんな若者たちなら、仕事においても、自分でリスクを取って冒険するよりも、手取り足取り教えてもらったほうがいいに決まっている。ある意味、とても合理的といえるのかもしれない。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら