結果は、驚くことに6対4で衰退派の勝ちとなった。
皆さんは、この結果をどのように感じるだろうか?
一時期、若者の間で「諦念感」が広がっていると話題になった。このとき諦念という言葉を初めて知った人も多いだろう。
諦念を『新明解国語辞典 第八版』(三省堂)でひくと、以下の語釈が出てくる。
(1)物事の道理を悟り、迷いを去ること
(2)あきらめの境地に達すること
まさに(2)のあきらめの境地が、若者の間で広がっている。
日本を見捨てていいとは思っていない
ただ、ここで1つの疑問が湧いてくる。今の若者は、「衰退OK」「日本なんて見捨てちゃえ」と思えるほど、日本のことが好きじゃないのか?
株式会社マクロミルは、2017年に「日本人から見た“日本のイメージ”調査」の結果を発表した。それによると、日本人の9割が「日本を好き」と回答していることが明らかになっている。回答者を20代に限定しても、92%が好きと回答している。
直近の2025年については、Z世代向けマーケティングを展開する株式会社MERYが、Z世代を対象としたアンケート調査を実施しており、それによるとZ世代の約8割が「日本が好き」ということだ。
つまり、日本のことは好きだけど、日本のためにがんばることはない。がんばらなきゃならないくらいなら、日本の将来は衰退しても仕方ないと思うけど、今の日本は好き。
これが今の多くの若者たちの心理だ。
では、こうした「あきらめの境地」に達したとき、人はどういった働き方になるか?
この問いに対する答えは明白なように思える。
「静かな退職」という概念がある。
2022年ごろからアメリカの若者を中心に反響を得だした概念で、英語では「Quiet Quitting」と表現される。
日本では静かな退職と訳されているが、僕からするとこれは誤訳だ。まるで、人知れずそっと退職することのように思えてしまう。


















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