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現在でもフランス国民に人気の高いナポレオン(左)と、同時代を生きた作曲家のベートーヴェン(右)の知られざる真実は?(写真共に:akg-images/アフロ)
かつて「伝説の学習参考書」と呼ばれた名著をご存じだろうか。1976年に初版が発行され、多くの受験生のバイブルとして版を重ね続けてきた『大学への世界史の要点』である。
作家の佐藤優氏が40年以上、たえず読み返してきた「座右の書」であり「最高の基本書」であり「伝説の学習参考書」であるこの名著が、読みやすく完全リライトのうえ、最新情報も加筆されて『いっきに学び直す世界史 第1巻【西洋史 古代・中世】〈世界の原点を学ぶ教養編〉』『いっきに学び直す世界史 第2巻【西洋史 近世・近代】〈現代世界の源流がわかる知識編〉』として生まれ変わり、『いっきに学び直す世界史 第3巻【現代史 帝国主義】〈国際関係の基礎構造を理解する実用編〉』も発売された。
特長は、リニューアル復刊にあたって、「歴史の動き」がわかり「通史」が身につくように「ストーリー」を重視して書き直されていること。執筆者が全編チェックし、「半世紀の歴史学の成果」を反映して「最新の内容」を盛り込んでいることだ。
本連載では、同書第2巻の執筆を担当した市川中学校・市川高等学校教諭の馬場晴美氏が、世界史上で人気の“英雄”ナポレオンの波乱の人生について、大作曲家ベートーヴェンの視点も交えて解説する。
同時代に生きたベートーヴェンとナポレオン
日本で年の瀬の風物詩といえば、ベートーヴェンの「第九」を思い浮かべる人も多いことでしょう。
今年も全国でたくさんの演奏会が開かれています。
この交響曲第9番《合唱付き》の第4楽章は、「歓喜の歌」とも呼ばれて特に日本人に親しまれています。
このように日本でも人気が高い大作曲家・ベートーヴェンは、他にも「エリーゼのために」「トルコ行進曲」、ピアノ・ソナタ《月光》、交響曲第5番《運命》など数多くの名曲を生み出し、世界中で愛されています。
そんなベートーヴェンは、世界史上で有名なナポレオンと同時代を生き、実はナポレオンの影響を受けた作品も残しています。
国も違えば、実際には会ったこともなかったこの2人に、いったいどんな関係があったのでしょうか?
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【ナポレオンの理念に共感していたベートーヴェン】
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