婚活現場で30代の婚活を難しくしている"複雑な原因"

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「話し方が気に入らない」というだけで交際終了

先日入会した30代後半の女性の亜由美さん(仮名)。婚活を始めて2年になりますが苦戦中です。その原因のひとつは、男性に求める条件に独特のこだわりがあること。亜由美さんは「ふるさと納税をするべき」という信念を持っているのです。ふるさと納税をしていなかったことを理由に、お見合い相手を振ったこともあります。「あなたの考えを押し付けるのはやめましょう。どうしても相手にふるさと納税をしてほしければ、しくみをやさしく教えてあげて、2人で選べばいいのでは?」とアドバイスしました。

亜由美さんのように自分のこだわりに合致しない男性は絶対に嫌だ、という女性は少なくありません。「デート中に男性の目が泳いでいて怖かった」「なんとなく話し方が気に入らない」といった、些細な理由で交際終了にした女性があとを絶ちません。「アラ探ししているのでは」と思うほど、非常に厳しい目で男性の服装や言動などを評価します。それでも本人は「40代になる前に結婚したい」という強い意志で婚活に励んでいます。

もし、20代のうちに結婚したいのであれば、できれば、大学生の時に付き合っていた人と、社会に出てから1、2年以内のうちに結婚してほしい。その時期を過ぎてしまうと、会社でも責任ある仕事をまかされるようになり、仕事を優先して恋愛を後回しにしてしまいがちです。娘を持つ世のお母様たちには、大学生になったらある程度、お子さんの恋愛をあたたかく見守ってほしいと思います。それが結婚への近道です。

植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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