"第二次英仏戦争"を勝利に導き、その後の大英帝国の繁栄を支えた「イギリス国債」という強力な武器
当時のフランスはヨーロッパでは圧倒的な大国でしたが、イギリスはそのフランスに対してしぶとく対抗していきます。
その帰趨に大きく影響したのが、両国の資金調達力の差です。
大英帝国の成立と繁栄に「欠かせないピース」
フランスは、借金をしばしば踏み倒してきたため、新たな借入をする際に高い金利を要求されるという代償を負います。
それに対して近代的な国債制度を整えたイギリスは、信用を得て、ついにはフランスの半分程度の金利でお金を借り入れることができるようになりました。
これが一因となって、資金調達力に勝るイギリスが最終的にこの長い抗争の勝者となり、いわゆる大英帝国を築いていくのです。
つまり近代的な国債制度は、大英帝国の成立と繁栄に欠かせない重要なピースの1つであったといえます。
そして現代。主要各国はいずれも近代的な債券市場を有するようになり、国だけでなく、大企業の重要な資金調達の場にもなっています。そして、いまという時代はかつてないほどの莫大な投資資金が積み上がる投資の時代でもあります。
多額の資金を運用する数多くの投資家にとっても、巨大市場になった債券市場はいまや無視することができない存在となっています。
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