元・大和証券部長が考える「日経平均5万円」は通過点にすぎない、その理由とは何か?
株価を上げていくこと、つまり前出の表でいう⑥株主へのバリューである利益を将来にわたり大きくし続けることは、①顧客へのバリューである売上高をたくさん上げて、②取引先からたくさん仕入れ、③たくさん賃金を支払って、④たくさんおカネを借りて、⑤たくさん納税していくことにほかなりません。
6つのステークホルダーからみてもその会社はなくてはならない存在です。顧客はその会社のサービスを利用し、取引先は仕事を得られる。従業員は給料をもらい、銀行はおカネを貸せ、地域社会は税金を受け取れるわけですから。
冒頭のお題に戻りましょう。
「企業はなぜ株価を上げなければならないのか」
日経平均5万円は通過点
株価は、企業が生み出す将来の利益の見立てです。中長期的に利益を増やすことは、5つのステークホルダーの期待を満たした結果です。
――答えは「あらゆるステークホルダーを幸せにするため」です。
いかがでしょう。企業が株価を上げなければならない理由について、ご理解いただけたのではないでしょうか。
株価は、企業自ら目標KPIに定め中長期的に上げていくべきもの。であれば日経平均5万円、通過点にすぎませんよね。
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