新宿への小田急線「最後の砦」駅長が語る日常風景 代々木上原駅「乗降2位」でも改札階はコンパクト
1980年刊行の『小田急五十年史』は、島式ホームは長さ210m、幅が上り線10m、下り線8mで「ホーム全長にわたって防風壁と一体構造になっている上家を設けた」と説明。また、千代田線との相互直通運転開始については「当社にとっては都心直通の短絡ルートを開くと同時に、将来の高架複々線化の第一歩となった画期的な出来事であった」と位置づけている。
代々木上原から隣の東北沢までの700mほどが小田急で初の複々線区間となった。
代々木上原で特徴的なのは高架上の2面4線の1番から4番まであるホームのうち、外側の1・4番ホームは小田急、内側の2・3番ホームは東京メトロと、ホームドアや発車案内などのスタイルが分かれていることだ。2・3番ホームの駅名標は小田急側と同じデザインだが、ラインカラーが青ではなく千代田線の緑色になっている。
新宿到着前の「最後の砦」
代々木上原駅の亀井正博駅長は「朝のラッシュ時間帯には2分おきに列車が到着するような駅で、安全第一ながら、新宿への到着を遅らせないように定時運行を担う『最後の砦』の役割があると思います」と語る。



















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