いっこうに終わる気配なし…「話が長い人」の話を気分よく切り上げさせる【テッパンの決めゼリフ】

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雑談は、ひとつのトピックについて話したら終わりではなく、どんどん新しい話題に飛んだり、そうかと思えば、またもとの話に戻ったりします。そういう意味では、終わりのないのが雑談とも言えます。

とめどなく広がっていく話をどうやって止めるのか。これは結構な難題です。人の話を上手に切ることは、コミュニケーションの中でも難しいテクニックです。でも、上手く話を終わらせる秘けつがあります。

ちなみに、話を切れない理由は、相手が気持ちよく話しているのに切ってしまうことが、相手の気分を害さないだろうかとか、相手に悪い気がするということだと思います。

でも、忘れないでほしいのですが、基本的に話を切るのは悪いことではありません。まず、話を切るための最初のポイントは、話を終わらせることに「申し訳なさ」を感じないこと。

雑談のキホンは、お互いに気持ちよくしゃべれることなので、そんなふうに思ってしまうと相手の話をただ聞く係になってしまいます。そうなってしまうと、それはもう雑談ではなくなってしまいます。

では、どうすれば相手の機嫌を損ねずに、話を終わらせられるのでしょう。

スマートに話を終えるセルフ言い訳術

まず、相手の話を切らなければいけないときに、NGなことがあります。それは、「あなたの話が長くて、つまらないから、ここで終わりにしたい」という気持ちを、チラリとでも見せること。

実際にそう思っていなかったとしても、相手にそう思わせてはいけません。たとえば、時計をチラチラ見たり、ソワソワすれば、すぐに「もう話を切りたいんだな」と勘ぐられてしまいます。これは、よくない。

では、これはどうでしょうか?

「ちょっと、このあとに約束がありまして」と言う。なるほど、嘘ではないでしょうし、よくあるパターンです。でも、これも十分ではありません。たとえば、相手が得意先や上司、あるいはあなたの大切な人との場合は、もう少し工夫が必要です。その工夫が、これ!

「話が長くなった責任は、私にある」と、相手にアピールすること。

「ごめんなさい。面白くてついついお話に聞き入ってしまい、こんな時間になってしまいました」

「お時間、大丈夫ですか? 私が質問ばかりしたもので、ずいぶんお時間をとらせてしまいまして」

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